薬剤師 在宅医療での一日
在宅薬務はやりがいのある仕事
高齢化社会の日本において、増え続ける医療費を抑制するために在宅医療の拡大が推進されています。薬剤師が訪問することで薬剤の管理や服用状況を改善することができます。具体的には、服薬状況の確認、残薬の調整、飲みやすい剤形への変更、副作用の発見、熱中症やインフルエンザなど、季節性の疾患への予防啓蒙等が主な仕事になります。医師、看護師、ケアマネージャー、介護事業者の方々と連携して在宅医療の一端を担うことは、薬局内の業務だけでは得られない刺激となり、やりがいを感じます。
薬剤師の一日
09:00 | 開店準備、朝礼、外来患者対応 |
13:30 | 昼休憩 |
14:00 | 介護施設への配達 職員の方との情報交換 患者さまへの服薬指導 |
16:30 | 薬局に戻り、 スタッフとの情報共有、 訪問報告書の作成 |
19:30 | 業務終了 |
日々勉強の毎日
薬剤師は生涯研鑚の日々です。薬の情報は更新され、薬剤師を取り巻く社会環境や制度も変化します。製薬会社や薬剤師会主催の勉強会に参加して、それらの最新知識を学ぶことは基本となります。しかし、実際は知識だけでは十分と言えず、患者様の性格や生活背景、疾患、処方内容、その無限の組み合わせの状況に応じた柔軟な対応と的確な説明が求められます。日々の業務で患者様と接する中で気付かされることが多くあり、その積み重ねが自身のスキルアップに繋がっています。
心のケアもできる薬剤師を目指しています
「病は気から」という言葉がありますが、逆に患者様の治療に対するモチベーションの高さは治療を早めることに影響します。 なぜなら、それは服薬アドヒアランスの向上と生活習慣の改善につながるからです。その意味で、病の治療は孤独であってはいけないと思います。 私は、患者様と同じ立場になって考え、不安を共有し、薬の説明だけでなく生活面のアドバイスをしたり、モチベーションが向上するよう応援して心のケアのできる。そんな薬剤師を目指しています。